ノスタルジック名画

 

私はコロナウイルス禍の間、家に籠もりがちで、古い映画をレンタルで観る機会が多かった。その中から、懐かしい映画をご紹介いたします。 

 

その1 イタリアのネオリアリズムの傑作

 

1950年前後に名作がありました。 

ピエトロ・ジェルミが監督・主演した「刑事」と「鉄道員」を懐かしく観ました。

思い出の映画パンフテット

 

そしてビットリオ・デ・シーカ監督の「自転車泥棒」が最高傑作でした。

 

映画「自転車泥棒」をはじめて観たのは学生時代だったと思う。それ以来数度観たが、今回観てやっぱり感動しました。

 

 

【粗筋】敗戦直後のイタリアで、役所の広告貼りの仕事を得た失業労働者が、仕事に必要な自転車を盗まれてしまい、息子とローマの街を歩き回って探す。中古自転車市場では数百台が並ぶ中から盗まれた自転車を探し出そうとするが絶望的に困難でした。私はこのシーンを観ていて、ふと中国に赴任していた10年前に街で見かけた中古自転車市場を思い出しました。そこはこの映画と同様で、朝盗んだ自転車が午後の市場で売られていると噂されるような無法市場なのです。最後に、万策尽きた男は、サッカー場から吐き出された観客が乗る自転車の洪水の中で、ふと魔がさして、民家の前に置いてある自転車を盗んだ。感動的なラストシーンは写真でご覧ください。

イタリア映画「自転車泥棒」

 

 

その2 小津安二郎の映画

 

小津の作品によく出ている女優<原節子>は、現代の美女の基準とはちょっと違うかもしれませんが、端正な立ち居ふるまいが魅力的です。そして元日本語教師の私には、小津作品に登場する女優たちの話す日本語がとても優雅なのに驚かされます。言葉遣いは時代とともに変わるものだから、単に「昔は良かった」と懐古的に決めつけてはいけないのですが・・・

小津安二郎の映画
蓼科に小津安二郎記念館【無藝荘】があります。

つぎへ ーー>